法律家も困ってしまう事件とは

法律のプロはスーパーマンではない

法律の専門家とは

そもそも、法律の専門家「法律家」はどのような仕事をしているのでしょうか?
法律家には「弁護士」「裁判官」「検事」「司法書士」の4つが含まれます。

弁護士は依頼人の利益を守るための法律の専門家です。
依頼人の相談を受け、問題解決のために相手と話し合う仕事がメインです。
解決に向かわない場合は民事裁判に移りますが、裁判だけが仕事ではありません。

検事は刑事事件専門の法律家です。
刑事事件での起訴、不起訴の判断と、刑事裁判での陳述を行う仕事です。

裁判官は裁判の判決を請け負う法律家です。
裁判には民事・刑事の他に家庭裁判所での家庭内紛争の家事事件や少年の非行問題を解決する少年審判もあります。

司法書士は法的手続きやそれにまつわる書類作成を行う法律家です。
主に「登記」という業務を行っていますが、最近の高齢化問題を反映して「成年後見人」や「相続」などでお世話になることが多いです。

私たちが出会う様々な事例

私たちは、どのような局面で法的問題に関わることがあるでしょうか?
ドラマのイメージで刑事事件での活躍が強いかもしれませんが、現実問題として私たちが法律家のお世話になるのはもっと他の場面です。

一つは、個人同士の対人関係でのトラブル。
民事事件を思い浮かべるかもしれませんが、実際は裁判に至らないように弁護士が立ち回り、話し合いをもって解決するケースが多いです。

もう一つは高齢者のトラブル。
高齢化が進み、同時に認知症を患う高齢者も増えてきました。
そんな中、認知症や脳出血などによる障害などで判断力を失ってしまった高齢者の代わりに、遺産相続や詐欺防止などのトラブル解決を行う成年後見人制度というものが生まれました。
この制度には司法書士が大きく活躍しています。

このように、法的問題は犯罪に限らず、個人の身近な悩みにも食い込んでいます。
逆に言えば、そのような悩みを解決するのも法の仕事なのです。